21世紀COEプログラムによる活動記録

教育活動

文明間対話の担い手となるスペシャリストの養成を目的とする3つの教育プロセスを設けています。
国際的な教育環境の中で、3つの教育プロセスが循環的に機能し、継続的に自立した若手研究者を養成していきます。

 

教育活動

 

I チュートリアル・エデュケーション 

大学院生が将来、自立した研究者となるための基礎教育のプロセスです 。
大学院生各人が設定したテーマを多角的にとらえていくために、少人数の共同研究グループを形成し、教員と「COE研究指導員」によって、きめ細かい指導を行います。

語学に関しては、国際学会や国際ワークショップなどで通用するレベルの英語の実力を養成するために、インテンシブ・コースを設けます。英語の他に、アラビア語とヘブライ語についてもインテンシブ・コースを設けます。

 

II オンサイト・エデュケーション

チュートリアル・エデュケーションにおいて、主体的な研究課題と、問題解決の方向性を発見する過程にある大学院生は、習得しつつある関連外国語をさらに磨き上げながら、各自の研究成果を発展させるために、研究テーマに関係する海外の研究機関においてフィールドワークを行います。

また、本センターの海外拠点として、マレーシアに「異文化理解・語学研修センター」を設け、大学院生が異文化理解の実際を体験するための拠点とします。

 

III インデペンデント・エデュケーション

オンサイト・エデュケーションによって、実力をつけつつある大学院生は、他の大学院生と協力しながら、自立的に、海外の研究機関の大学院生との共同研究や国際ワークショップを企画し、実施します。

またI・IIの教育プロセスによって進展させた各自の研究課題を、国際学会において発表していきます。
自立した研究者としての実力と自信を備えた大学院生は、「COEリサーチ・アシスタント」として、チュートリアル・エデュケーションにおいて、後輩の大学院生の指導補助にあたります。