同志社大学 一神教学際研究センター CISMOR

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教会は誰のためのものか -キリスト教、ジェンダー、セクシュアリティ-

研究プロジェクト

CISMORリサーチフェロー研究会

教会は誰のためのものか -キリスト教、ジェンダー、セクシュアリティ-

日時: 2020年12月12日(土)13:00-15:15
場所: オンライン(zoom)
発表者:
  • 藤原佐和子(CISMORリサーチフェロー、同志社大学神学部嘱託講師)
  • 朝香知己(CISMORリサーチフェロー、同志社大学神学部嘱託講師)
  • 工藤万里江(立教大学大学院キリスト教学研究科博士課程後期課程)
コメンテーター:
  • 水谷誠(同志社大学神学部教授)
要旨:
従来の男性支配的な神学とそれに基づく諸教会、諸伝統は、性差別(セクシズム)、異性愛主義(ヘテロセクシズム)をはじめとする様々な抑圧的側面を維持してきた。こうした事実は「すべての人々」に解放をもたらすイエス運動のメッセージと相反するのではないかという問いは、今日、現代キリスト教を研究する上で欠くべからざるものとなっている。本研究会では、キリスト教におけるジェンダー/セクシュアリティの諸問題を主たる専門領域とする若手研究者による3つの研究発表を手がかりに、「教会は誰のためのものか」の問い直しを試みる。

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2020年12月12日(土)、CISMORリサーチフェロー研究会「教会は誰のためのものか -キリスト教、ジェンダー、セクシュアリティ-」が開催されました。今回の研究会はZoomで実施され、キリスト教におけるジェンダー/セクシュアリティの諸問題を主たる専門領域とする3名の研究者が発表されました。内容は「世界教会協議会(WCC)における『女性の按手』をめぐる議論」、「性的マイノリティと按手」、「アルトハウス=リードの『下品な神学』-クィア神学の一例として-」の各報告で、ご発表後、本学神学部の水谷誠教授によるコメントを経て、活発な質疑応答が行われました。

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