同志社大学 一神教学際研究センター CISMOR

> 研究プロジェクト >

第2回「シオン/エルサレム/聖地」観の再検討:聖書テキストから今日に至るまで 

研究プロジェクト

CISMOR リサーチフェロー研究会

第2回「シオン/エルサレム/聖地」観の再検討:聖書テキストから今日に至るまで 

日時: 2020年12月19日(土)14:00-16:00
場所: オンライン(zoom)
発表者:
  • 志田雅宏(東京大学大学院 人文社会系研究科 講師)
要旨:
当研究会は、聖書に出てくるエルサレムあるいはシオンがとりわけユダヤ教においては離散社会の宗教思想のなかで描かれてきた「聖地」である点、必ずしも地上の場所を想定しているわけではない点、あるいは今いる居住場所を「エルサレム/シオン」とみなしてきた歴史をあらためて問い直すことを目的として発足しました。
第2回目となる今回は、志田雅宏先生に宗教学およびユダヤ教史の観点から「聖地」についてご報告いただき、その他の聖地とは異なるエルサレムの固有性について議論を深める機会となることを目指します。

===
2020年12月19日(土)、CISMORリサーチフェローである平岡光太郎、石黑安里の両氏による企画、CISMOR主催のCISMORリサーチフェロー研究会、「第2回『シオン/エルサレム/聖地』観の再検討:聖書テキストから今日に至るまで」がZoom上で開催されました。当研究会は、聖書に出てくるエルサレムあるいはシオンがとりわけユダヤ教においては離散社会の宗教思想のなかで描かれてきた「聖地」である点、必ずしも地上の場所を想定しているわけではない点、あるいは今いる居住場所を「エルサレム/シオン」とみなしてきた歴史をあらためて問い直すことを目的として発足しました。第2回となる今回は、東京大学大学院人文社会系研究科講師の志田雅宏氏より、「ユダヤ教における聖地の『地図』」という提題で宗教学およびユダヤ教史の観点から「聖地」についての報告がなされ、聖地としてのエルサレムの固有性について検討がなされました。22名の参加者とともに、活発な質疑応答がなされました。