同志社大学 一神教学際研究センター CISMOR

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宗教から考えるアメリカの分断

公開講演会

公開講演会

宗教から考えるアメリカの分断

日時: 2021年03月21日(日)13:30-14:50
場所: オンライン(zoom platform)
講師: 藤本龍児(帝京大学文学部・准教授)
要旨:
2020年の大統領選後もトランプ現象は続き、それがアメリカの分断を深めている。
では、それに宗教はどう関わっているのか。本講演では、ヨーロッパにも広がる「トランプ現象」や「ポスト世俗化」と呼ばれる時代潮流をふまえ、アメリカの分断の深層について考える。
2021年3月21日(日)、CISMORリサーチ・フェローである石黑安里氏(日本学術振興会特別研究員PD)主宰によるリサーチ・フェロー研究会「アメリカと宗教」の公開講演会と研究会が開催されました。このリサーチ・フェロー研究会は宗教の視点からアメリカ社会を分析する目的で発足し、今回は2020年の大統領選挙を宗教的な観点から振り返るとともに、今後のアメリカ社会における動向について考える機会となることを目指しました。

公開講演会の講師は藤本龍児先生(帝京大学文学部社会学科准教授)で、「宗教から考えるアメリカの分断」という講演タイトルで、ヨーロッパにも広がる「トランプ現象」や「ポスト世俗化」と呼ばれる時代潮流を踏まえつつ、アメリカの分断の深層についてお話し頂きました。

研究会では松本佐保先生(名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授)が講師を務められ、「アメリカを動かす宗教ナショナリズム」というタイトルで、2016年にD・トランプ氏が大統領となる際に大きな役割を果たしたキリスト教福音派について、2020年大統領選までの歴史的過程を分析されました。前者は約80名、後者には約20名の参加者があり、活発な質疑応答がなされました。ご講演いただいた藤本先生、松本先生、および参加された皆様に心より御礼を申し上げます。