一神教学際研究(JISMOR) 18/2023年3月発行 全体版 一神教学際研究18全体版 特集 Ada Taggar Cohen Introduction Francesco Ferrari Relation as Presence: On Martin Buber’s Lectures Religion als Gegenwart 平岡光太郎 ブーバーとベングリオンによる聖書理解をめぐる論争 ―1957 年の論争を中心に― 一般論文 鍵谷秀之 聖書的隠喩の曖昧さについて ― ポール・リクールとアンソニー・シセルトンの解釈学による考察 ― 書評 中西嘉宏 Book Review: Yukiko Nishikawa, International Norms and Local Politics in Myanmar (London: Routledge, 2022) 新刊紹介 Ada Taggar Cohen 新刊紹介:森若葉、山本孟、村上由美子編著 『楔形文字粘土板』(京都大学総合博物館収蔵資料目録第 9 号) (京都大学総合博物館、2022 年) 特別寄稿 高橋沙奈美 ロシアのないウクライナ ―東方正教を軸に考えるウクライナの歴史と教会―
一神教学際研究(JISMOR)17/2022年3月発行 全体版 全体版 一神教学際研究17:全文 特集 現代アメリカにおける政治と宗教 Ada Taggar Cohen Introduction 中村 覚 アラブ・イスラエル関係正常化を推進したアメリカ外交の目的-対中国デカップリングと21世紀型の戦争- 松本 佐保 米国におけるカトリック保守の形成 石黑 安里 アメリカにおけるユダヤ教の現在地-二極化する支持政党の傾向とイスラエル国家をめぐる諸見解から- 一般論文 ハディ ハーニ 「ムスリム・シオニスト」が投げかけるもの-パレスチナ問題の現状認識と二項対立の罠- 書評 会田 弘継 ハイデガー「技術論」でアメリカ公共宗教読み直す-書評・藤本龍児『「ポスト・アメリカニズム」の世紀』- 新刊紹介 青島 忠一朗 ビリー・ジーン・コリンズ著、アダ・タガー・コヘン日本語版監修、山本孟訳『ヒッタイトの歴史と文化―前2千年紀の忘れられた帝国への扉』(リトン、2021年) 岩崎 真紀 塩尻和子著『イスラーム文明とは何か――現代科学技術と文化の礎』(明石書店、2021年) 特別寄稿 Martin Leiner Reconciliation in Judaism
一神教学際研究(JISMOR)16/2021年3月発行 全体版 全体版 一神教学際研究16:全文 特集 アジアにおけるムスリム・マイノリティのイスラーム復興 四戸 潤弥 はじめに 中屋 昌子 社会主義政権下中国におけるイスラム復興-新疆ウイグル自治区を事例に- 西 直美 タイにおけるイスラーム復興のねじれ現象 一般論文 ロイ・E・ゲイン 人間の問題に影響される神-古代イスラエルの清めの献げ物を通しての贖い- イェルク・リュプケ 都市的宗教-歴史的視座から見る宗教と都市- 中西 久枝 イラン・アメリカ関係がイランの女性運動に与える影響-アフマディーネジャード政権期から現在まで- 書評 月本 昭男 勝又悦子・柴田大輔・志田雅宏・髙井啓介編『一神教世界の中のユダヤ教―市川裕先生献呈論文集』(リトン、2020年) 三宅 威仁 佐々木閑、小原克博『宗教は現代人を救えるか 仏教の視点、キリスト教の思考』(平凡社、2020年) 岩崎 真紀 塩尻和子編著『リビアを知るための60章』【第2版】(エリア・スタディーズ59)(明石書店、2020年) 山本 直輝 イディリス・ダニシマズ『トルコにおけるイスラーム神秘主義思想と実践』(ナカニシヤ出版、2019年)
一神教学際研究(JISMOR)15/2020年3月発行 全体版 全体版 一神教学際研究15:全文 特集 死海文書と初期キリスト教 アダ・タガー・コヘン はじめに イマニュエル・トーヴ 死海文書中の聖書:ユダヤ教と初期キリスト教の多様性 加藤 哲平 『トーラー実践論(4QMMT)』再考-本当に党派的テクストなのか?- 一般論文 大澤 耕史 「死海文書」におけるアロン-擁護か批難か- 研究ノート 山本 孟 ヒッタイト王国時代の象形文字碑文についてのトルコ現地調査 石黑 安里 米国改革派ユダヤ教における多様なシオニズム解釈を探る-史料と現状からの報告- 書評 阿部 望 ユダヤ教注解史の研究方法への提案-大澤耕史著『金の子牛像事件の解釈史』(教文館、2018年)の評論に代えて- 堀川 敏寛 書評 市川裕著『ユダヤ人とユダヤ教』(岩波新書、2019) 飯郷 友康 真理は“ヘブライ語”原典にあるか?-書評 加藤哲平著『ヒエロニュムスの聖書翻訳』(教文館、2018年)- 村田 晃嗣 国際政治から見た一神教-小原克博著『一神教とは何か-キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために』(平凡社、2018年)を読む-
一神教学際研究(JISMOR)14/2019年3月発行 全体版 一神教学際研究14:全文 巻頭言 アダ・タガー・コヘン 巻頭言 特集:イスラームにおけるハラール 四戸 潤弥 ハラールとハラームについて 阿部 泰士 ハラールビジネスの現状 一般論文 勝又 悦子 ユダヤ教における民主主義の研究に向けて-ラビ文献における自由・平等・ディモス- アダ・タガー・コヘン 古代近東文学における聖書の知恵文学とヒッタイトの教訓文書 ジョナサン・マゴネット カシュルート-ユダヤの食物規定 小田 淑子 イスラームの食物規範 研究ノート 中村 明日香 エスファンド月の地中は揺れていたか?(イラン観光ルートに見た変化) 書評 平岡 光太郎 -書評- 堀川敏寛著『聖書翻訳者ブーバー』(新教出版社、2018年2月28日、325頁)定価4100円+税
一神教学際研究(JISMOR)13 /2018年2月発行 全体版 一神教学際研究13:全文 特集:政治と宗教 四戸 潤弥 はじめに 何 光滬 天と人の際-漢語神学運動の歴史、逆説(パラドックス)と動向- アリー・ナドラー イスラエル-パレスチナ関係に影響を及ぼしている心理的特徴と中東和平推進についての考察 一般論文 サムエル・フォレンヴァイダー キリスト教徒は新しい“人種”か?-パウロ書簡と初期キリスト教に見る民族性と文化摩擦- 富田 健次 イランの宗教的民主制に関する予備的考察-神権政治と民主政治の並存とその軋轢- 中西 久枝 イランの安全保障政策に見る「イスラーム革命精神」
一神教学際研究(JISMOR)12 /2017年3月発行 全体版 一神教学際研究12:全文 特集:パウロとユダヤ教 アダ・タガー=コヘン はじめに 勝又 悦子 ユダヤ学・ユダヤ教から見たパウロ 村山 盛葦 パウロから見たユダヤ教 一般論文 小原 克博 犠牲と宗教と国家 ―テロ時代における平和構築の要点― 嶋本 隆光 モルタザー・モタッハリーとウィリアム・ジェームズ ―『よき人々の話(Dāstān-e Rāstān)』編集の背景について―
一神教学際研究(JISMOR)11 /2016年3月発行 全体版 一神教学際研究11:全文 特集:表現の自由と宗教的尊厳は共存できるのか? 小原 克博 開会挨拶 近藤 誠一 テロとリベラル・デモクラシー ―歴史的・文明的視点から― 菊池 恵介 「文明の衝突」論のどこが問題か? ―『シャルリー・エブド』襲撃事件を考える― 会田 弘継 コメント 近藤・菊池・会田(パネリスト)、小原(司会) パネル・ディスカッション 一般論文 ウズィ・レブフン 現代におけるユダヤ・ディアスポラ
一神教学際研究(JISMOR)10 /2015年3月発行 全体版 一神教学際研究10:全文 特集:戦前の日本におけるユダヤ教 アダ・タガー=コヘン はじめに 宮澤 正典 昭和戦時下における新聞の親ナチ・反ユダヤへの傾斜―それに同調しなかった人々― 高尾 千津子 戦前日本のユダヤ認識とハルビン・ユダヤ人社会 一般論文 ダニエル・グレヴィッチ 聖書のレビヤタンのシンボリズムとファンタジー―アビスの怪物から預言者たちの救済者まで― エリ・イッサー・カヴォン 暗黒時代を超えて―近代のユダヤ人歴史家たちと中世ユダヤ教―
一神教学際研究(JISMOR)9 /2014年3月発行 全体版 一神教世界9:全文 特集:古代イスラエルにおける一神教と神の再定義 アダ・タガー=コヘン はじめに マーク・S・スミス 古代イスラエルにおける一神教と神の再定義 エリザベス・ブロッホ=スミス 古代イスラエルの一神教をめぐる問い ―考古学とテキストの間で アダ・タガー=コヘン ヒッタイト文化とヘブライ語聖書における神の概念 ―神の表現
一神教学際研究(JISMOR) 8 /2013年3月発行 特 集 中国における宗教 -一神教に焦点をあてて 小原 克博 はじめに 徐 新 中国のユダヤ教をたどる 王 再興 現代中国におけるキリスト教 敏 俊卿 中国現代イスラームの現状と特徴 一般論文 勝又 悦子 偶像を打破するアブラハム ―第二神殿時代文学・ラビ・ユダヤ教文献・クルアーンでの解釈の変遷― 鎌田 繁 マハディーとマイトレーヤ(弥勒仏) ―イスラームと仏教における救済者― 嶋本 隆光 神智(‘erfān)と理性(‘aql) ―ペルシアの詩人ハーフェズの場合― モジュタバー・ザルヴァーニー イマームをめぐるシーア派の諸学派に関する一考察 研究動向 磯前順一 アラブから近代日本を考える ―複数の近代をめぐって―
一神教学際研究(JISMOR) 7 /2012年3月発行 特 集 イスラーム世界とグローバル化:国民国家体制の超克と新カリフ制の台頭 中田考 緒言 会議概要 レザー・パンクハースト カリフ制の問題と1924年のトルコにおける議論 ムハンマンド・イスマイル・ユサント インドネシアにおけるカリフ制の樹立 ― 現在の問題と可能性 ― レジェプ・センテュルク 多様性の中における統一 ― 開かれた文明としてのイスラーム ― 一般論文 エリ・イッサー・ガヴォン ワルシャワ・ゲットーにおける政治と宗教 ― 労働シオニズムの物語を越えて ―
一神教学際研究(JISMOR) 6 /2011年3月発行 特 集 マルティン・ブーバーの思想とその聖書解釈の可能性: ドイツとユダヤの間で 勝村弘也 我が国におけるマルティン・ブーバー研究の過去・現在・未来: シンポジウムの総括文に代えて 小野文生 マルティン・ブーバの聖書解釈における<声>の形態学:「かたちなきもののかたち」への問いについて 堀川敏寛 М・ブーバーにおける「神の直接統治」の思想意義: 『神の王権』における士師記解釈とユートピア社会思想より 平岡光太郎 現代ユダヤ思想における聖書と政治思想: マルティン・ブーバーの神権政治とイスラエル文脈におけるその受容 一般論文 中田考 スンナ派カリフ論の脱構築: 地上における法の支配の実現 勝又悦子 ラビ文献におけるTRGM(翻訳する)の語感 ドロン・B・コヘン 「窓」から甘く語りかけよう: レナード・コーエンの歌を読む
一神教学際研究(JISMOR) 5 /2010年2月発行 特 集 ワークショップ「イスラームとユダヤ教の対話」 手島勲矢 開会の辞『愛なきところに真理なし』 オスマン・バカル クルアーンにおける排他主義的、包括主義的イスラーム ―ムスリム-ユダヤ人間の関係のための提言― エスター・ベンバッサ 他者性、開放性、そして拒絶 ―ユダヤの文脈における― ヤコブ・M・ラブキン、ヒンダ・ラブキン ユダヤ伝統から見た他者としてのムスリム ムハンマド・ハーシム・カマリー イスラームとユダヤ教 ―法的・神学的視点から― 一般論文 ニルス・ヘンリック・グレーガーセン デンマークの風刺画事件2005年-2006年―文化・神学的一考察―
一神教学際研究(JISMOR) 4 /2008年2月発行 オースルフ・ランデ 近代神道における一神教 ラヘル・エリオール ユダヤ神秘思想における離散と贖い 嶋本隆光 イスラームにおける『自己を知ること(ma'rifat an-nafs)』 ―M.モタッハリーの完全な人間(ensān-e kāmel)論― ミカエル・L・フィッツジェラルド カトリック教会は宗教間対話から何を学んだのか
一神教学際研究(JISMOR) 3 /2007年2月発行 富田健次 イスラーム統治と民主制 ―交差と乖離― エイナット・ラモン 現代ユダヤ人神学者にとっての課題であるユダヤ世俗主義(Jewish Secularism) ―ダヴィッド・ハルトマンの思想事例― 神藤誉武 カウフマンの見た近代聖書学の根本問題 ―イェヘズケル・カウフマンのヴェルハウゼン批判より― 後藤正英 近代ユダヤ教と宗教的寛容 ―啓蒙主義的排外主義という逆説をめぐって― 塩崎悠輝 マレーシアのマレー人ムスリム社会における公共圏の形成とイスラーム主義運動 菅瀬晶子 人は小麦にて生かされる ―麦粥にみる、アラブ人キリスト教徒のアイデンティティの表象―
一神教学際研究(JISMOR) 2 /2006年2月発行 小原克博 一神教と多神教をめぐるディスコースとリアルポリティーク ヴィクター・A・フェッソル 地平線の圧制―巨人神話と繰り返される終末論的イマジネーション― 嶋本隆光 12イマーム派シーア主義における指導者論―モルタザー・モタッハリーによるイマーム論と宗教学者(ウラマー)― 中田 考 救済の境界―イスラームにおける異教徒の救済 ドロン・B・コヘン 反戦の声―内村鑑三と与謝野晶子
一神教学際研究(JISMOR) 別冊 /2006年2月発行 バーバラ・ブラウン・ジクムンド 日本での生活は、いかに私の一神教理解を変えたか タラール・アサド 法・道徳・宗教を考える―エジプトの近代化を振り返って ピーター・マシーニスト 聖書資料におけるイスラエルの一神教 ソロモン・シンメル インターネットを用いた三宗教間対話の実践―ユダヤ教・キリスト教・イスラームの思想における平和と和解のために―
一神教学際研究(JISMOR) 1 /2005年2月発行 森 孝一 「『9・11』とアメリカの『見えざる国教』」 綱島(三宅)郁子 「相互理解かそれとも不寛容か?」 モスタファ・モハッゲグダーマード 「イスラーム思想・文化における平和」 富田 健次 「イランのイスラーム統治体制と現代ー文明の衝突の対立線を求めてー」 アダ・タガー・コヘン 「宗教の誕生時における暴力」 高橋 徹 「キリスト教における女性リーダーシップの変容」 勝又 悦子 「市川裕著『ユダヤ教の精神構造』東京大学出版会、2004年」